近年、ドキュメンタリー映画が公開される機会が増えているが、2008年は音楽に関するドキュメンタリーが目立った。「ジプシー・キャラバン」「JOY DIVISION ジョイ・ディヴィジョン」「GLOBAL METAL」「ルー・リード/ベルリン」「ヘヴィメタル・イン・ザ・カントリー」「タンゴ・イン・ブエノスアイレス-抱擁-」「ヤング@ハート」「帝国オーケストラ」「ベルリン・フィル/最高のハーモニーを求めて」「セックス・ピストルズ/勝手にやったぜ!!」「ザ・フー:アメイジング・ジャーニー」「ザ・ローリング・ストーンズ/シャイン・ア・ライト」「レス・ポールの伝説」と計13本。民族音楽、ロック、クラシックとジャンルはさまざまだが、いずれも対象に肉薄して、その魅力を伝えようとしていた。このほかにもオペラの舞台をデジタル化した作品も劇場公開されており、音楽映画はかつてない活況を見せている。