沖縄の14歳の中学生、仲村颯悟(なかむら・りゅうご 1996年生まれ)が監督し、製作費、スタッフもすべて沖縄で調達された映画。沖縄にはやぎを食べる文化があり、食用として育てられたやぎが逃げ出し、それを小学6年生の裕人が追いかける過程で、食べることの意味を知り、成長していくという内容。仲村は小学生のころからホームビデオを撮影し、これまでに30本以上を撮っている。本作は2009年、沖縄観光ドラマコンペティションで上映作品に選ばれた短編「やぎの散歩」を長編化したもの。10年9月より沖縄で先行上映され、11年1月から東京、横浜、大阪でも上映されている。