2012年12月21日、ディズニーがルーカスフィルムおよびその関連会社である特撮工房ILM、スカイウォーカー・サウンド、ビデオゲーム会社ルーカスアーツなどを、単独オーナーのジョージ・ルーカスから40億6000万ドル(22億1000万ドルは現金で。残りはディズニー株3700万株=12月21日の終値で1株が50ドル)で買収した。これによって、ディズニーはルーカスフィルムの持つ映画ライブラリー、映画企画の権利を手に入れることになり、これまでに44億ドルを稼いでいる「スター・ウォーズ」シリーズの7作目を15年に公開し、以後、2~3年ごとに8作目、9作目を製作するという。ディズニーは三大テレビ放送網の一つABC、スポーツ専門局ESPN、アニメ製作スタジオのピクサー、コミックス出版の最大手のマーベル・コミックを買収して傘下におさめている。今回のルーカスフィルム買収も、コンテンツの充実が生き残りの鍵と見ての経営戦術の一つといわれている。ルーカスフィルムの共同会長であるキャスリーン・ケネディはルーカスフィルムの社長となり、「スター・ウォーズ」ブランドの統括に当たり、ルーカスはコンサルタントとしてかかわるという。ルーカスは「新しい世代に受け継いでもらいたい」と述べ、買収で得た金で教育基金を設立。13年1月には投資会社社長メロディ・ホブソンとの婚約を発表した。