島根県の隠岐の島に昔から伝わる相撲を中心テーマにして、人と人との結びつき、家族の絆、そしてスポーツのさわやかさを描く「渾身」を製作した映画会社。出雲ピクチャーズは、社名のとおり島根県の出雲に本社を置く映画会社で、2011年4月に資本金5000万円で創立。出雲市にはアマチュア劇団出雲もあり、出雲ピクチャーズは常設の劇場を建てることも視野に入れている。「渾身」の錦織良成監督は、これまでにも「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」「わさお」といった地方を舞台にした作品を撮っている。出雲ピクチャーズでは、出雲地方にこだわらず、地方に残る日本文化の伝統や五穀豊穣を願う祭りといった古来から伝わる日本独自のものこそ海外に発信しやすいと考えて製作の方針としている。