映画の都ハリウッドを象徴するハリウッドサインが、35年ぶりの再塗装を終えて、2012年12月4日に披露された。「HOLLYWOOD」の9文字が1360リットルのペンキを使い2カ月かけて塗り直された。このサインは1923年にロサンゼルスの不動産会社が宣伝用に建てたもので、最初はハリウッドランドという文字だったが、49年にランドの文字が消された。78年には「O」の文字が崖下に落下し、他の文字もシロアリにむしばまれていた。修復費用の25万ドルを捻出するため、「プレイボーイ」誌発行人のヒュー・ヘフナーが募金パーティーを開き、歌手のアンディ・ウィリアムス、アリス・クーパーらがスポンサーとなった。2010年には近隣の土地を持つ投資家が不動産業者に売却しようとして、再び危機が訪れ、土地を購入するための募金活動が行われた。必要な1250万ドルに100万ドル足りず、期限切れまであと3日というとき、再びヘフナーが乗り出し、残額を出してサインは存続することになった。13年7月には設置90周年を記念するイベントが開かれる予定。