平日に定額で旧作映画が見放題というイオンシネマのサービス。または、そのサービスを受けるためのパスポートのことで、1カ月間見放題は1200円、1年間見放題は9800円。期間は、2014年4月7日から翌年3月20日まで。月替わりのテーマで毎月4作品ずつ、計48作品が上映される。シネマコンプレックス(シネコン)では新作を上映することがほとんどだが、平日に1、2回旧作を上映し、1週間で別の作品に変更する。上映作品には、2000年以降の作品や1950年代の名作映画なども含まれている。月額パスは購入映画館のみだが、年額パスは全国のイオンシネマ60館で使用可能。イオンシネマを展開するイオンエンターテイメントは、93年に日本で初めてシネコンをオープンさせたワーナー・マイカルと、99年に設立されたイオンシネマズが合併し、2013年7月1日に誕生した。14年3月15日現在、イオンシネマの劇場数は76、スクリーン数は629と日本で最も多い。ミニシアターや名画座の減少によって旧作を見る機会が減っており、さらにはインターネット配信も始まり映画興行は厳しい状況にある。この企画は平日の稼働率向上を狙ってのサービスともいえる。またシネコンとしては初めてビデオ・オン・デマンド(VOD)配信事業も始めており、映画ファンの拡大も目指している。