東京都内には、映画に関連した書籍、資料を一般人が無料で閲覧できる施設がある。主なものを挙げると、まず東京国立近代美術館フィルムセンター内にある図書室がある。月曜日を除く平日と土曜日の12時30分から18時30分まで利用できる。映画雑誌、事典類は開架式だが、それ以外の書籍は閉架式。川喜多記念映画文化財団の図書室は月曜から金曜日の13時から17時まで利用可能。日本語の書籍が4820冊、外国語の書籍が3030冊、映画雑誌が1万4300冊所蔵されている。映画雑誌の一部のみ閉架式。1958年7月にオープンした松竹大谷図書館は映画に限らず、歌舞伎などの演劇書も多い。平日の10時から17時まで利用可能。資料数は約43万点で、年々約9000冊増えている。早稲田大学演劇博物館は坪内逍遥の古希を記念して28年10月にオープンした。図書15万冊のほかに、錦絵、舞台写真、演劇資料など数十万点をそろえ、映画の資料も所蔵している。10時から17時まで(火曜と金曜は19時まで。大学の休業期間中は17時まで)利用可能。また、関西では、神戸映画資料館に映画書籍約1万冊、映画雑誌、パンフレット、宣伝材料などが収蔵されている。こちらは、有料会員制で、水・木曜日を除く10時30分から18時まで利用できる。