MPAA(Motion Picture Association of America)の発表によると、2012年のカナダを含む北米市場の総興行収入は108億ドルだった。前年比6%増。3D作品の割合は17%。総スクリーン数は4万2803。入場者は13億5800万人でこれも前年比6%増。平均入場料は7.96ドルだった。また13年におけるマーケットシェアは以下の通り。1位はWB(ワーナー・ブラザース)で、興行収入(興収)18億9000万ドル(海外市場は31億4000万ドル、全世界では50億3000万ドル)。最高興収作品は「ホビット 竜に奪われた王国」(6億5300万ドル、現在も稼働中)。2位はディズニー。16億8000万ドルの興収で、最高興収作は「アイアンマン3」。ディズニーは作品数がWBの半分であり、コストパフォーマンス的に優れている。3位はユニヴァーサルで、14億2000万ドル。「怪盗グルーのミニオン危機一発」「ワイルド・スピードEURO MISSION」がヒットした。4位はソニーで、11億2000万ドル。作品は「キャプテン・フィリップス」。5位はフォックスで、10億6000万ドル、興収最高作は「クルードさんちのはじめての冒険」(日本ではDVD公開)。「ハンガー・ゲーム2」が3億9100万ドル(14年1月8日時点で4億80万ドル)と好調だったライオンズゲートが10億7000万ドルで6位。7位はパラマウントで、9億1000万ドル、興収最高作は「ワールド・ウォー Z」。興収トップ10中、続編・前編が7本、またアニメ作品は3本だった。13年は、クリスマス・シーズンが前年同期より10%以上も上回ったことが寄与し、109億2040万ドルに伸びた。海外市場も4~5%は上回る模様。