1984年に、キムラ緑子らとともに劇団M.O.Pを結成。以後主催公演のほとんどの作・演出を手がける。外部での演出・作品提供も数多く、いずれも風刺と娯楽性をバランスよく盛り込んだ手堅い作りで定評がある。代表作に、97年「フユヒコ」「東京原子核クラブ」(読売文学賞)、2000年「高き彼物」(鶴屋南北戯曲賞)、01年「赤シャツ」「黒いハンカチーフ」(紀伊國屋演劇賞)、07年「殿様と私」(読売演劇大賞優秀作品賞)などがある。また、02年後期のNHK連続テレビ小説「まんてん」の脚本を担当したことでも知られる。08年8月の「阿片と拳銃」をはじめとして新作3本の公演を行った後、10年に劇団を解散し、それぞれの活動を展開することになった。