ヴィクトル・ユゴー原作の1985年ロンドン初演ミュージカル。日本ではトレヴァー・ナンとともに共同演出にあたったジョン・ケアードを招き、87年6月に帝国劇場で初演。複数の登場人物の人生が複雑に絡みあったドラマを絶え間ない音楽で展開し、アンサンブルの見せ場も特徴の一つ。今井清隆、岡幸二郎、石井一孝、島田歌穂などこの舞台をへて日本のミュージカルを支える人材に育った例も多い。ロンドンで25周年を迎え新演出に変わったのを受け、帝国劇場では2011年4~6月にオリジナル・バージョンの最終上演を行い、日本での上演が2500回に到達した。