ある歌手やグループが歌ったり演奏した曲を、別な歌手やグループが、あとからアレンジを変えるなどして歌ったり演奏すること。知られざる名曲の発掘や意外性が妙味。もとの歌をオリジナル・バージョン、あとの歌をカバー・バージョンと呼ぶ。1950年代、黒人のリズム&ブルースのヒット曲を白人がカバーする例が増え、ロックンロール誕生に結びついていった。セルフカバーとは自分で作って他のミュージシャンに提供した曲をカバーすること。単にミュージシャンがかつて歌った曲を再び歌う場合を指すこともある。トリビュートとは過去の偉大な歌手やミュージシャンに敬意を表して、そのアーティストの曲をカバーすること。