楽曲のレコーディングでは、決定版に達するまで何度か録音を繰り返すことが多い。演奏回数が若いほうから順に便宜上「テイク1」「テイク2」と名付けられていくが、通常アルバムなどに収録されて世に出るのはそのうち決定テイクのみ。録音されながら公式発表されなかった残りのテイクを「アウトテイク」と呼ぶ。楽曲は公式発表されているが演奏やアレンジが違う「別テイク」である場合と、楽曲自体がボツになった「未発表曲」である場合とに分かれる。近年、旧譜がCD化再発売される際にオリジナル収録曲に加え、こうしたアウトテイクがボーナス・トラックとして追加収録されることもある。