「K」は韓国(Korea)を意味し、K-POPとは韓国のポップミュージックのこと。ただし、この言葉が指すのは、日本の演歌に相当する、李美子(イ・ミジャ)などのかつての韓国歌謡ではなく、1990年代以降の、主に韓国人気グループたちのポップミュージックのこと。92年デビューの3人組ソテジワ・アイドゥル(96年解散)から、90年代後半のH.O.Tや神話(シンファ)、godなどの男性グループを経て、2005年に日本デビューした東方神起が圧倒的な人気を誇り、その後もBIGBANG、2PM(ツーピーエム)などの日本デビューが続いている。また、10年になると4Minute(フォーミニッツ)、KARA(カラ)、少女時代といったガールズグループがブームを起こした。その背景にはテレビドラマ「冬のソナタ」など韓流ドラマの人気もあった。インターネットの助けもあってJ-POP(Jポップ)との境界線は薄まりつつある。