歌も演奏も女性メンバーによるバンドの日本式の呼び名。ロックやポップスの分野で活動しているバンドが多く、歌だけのガール・グループとは区別して語られる。女子バンド、フィメール・グループ、ギャルバンなどとも呼ばれるが、サポート役の男性メンバーが少数いるバンドも含まれる。1970年代から80年代にかけてのパンク、あるいはポスト・パンクの時期にザ・スリッツ、ザ・レインコーツ、ザ・ランナウェイズ、ゴー・ゴーズ、バングルスなどが注目されたのがはじまり。日本では80年代から90年代にかけてゼルダ、プリンセス プリンセス、SHOW-YA、ハバナ・エキゾチカ、チカ・ブーンなどが登場。90年代には少年ナイフ、バッファロー・ドーター、チボ・マットらが海外で評価され、21世紀に入ってからもWhiteberry、ZONE、中ノ森BAND、チャットモンチー、SCANDAL、つしまみれ、Cyntiaなど多様なバンドが登場している。アイドル的な売り方をされ、短命に終わるバンドも少なくない。