インターネットを通じて期間と対価を決めて音楽を配信すること。音楽配信は、個人のコンピューターやスマートフォンなどにダウンロードしてから聞くものと、受信しながら再生するストリーミングで聞くものに大別できる。2015年に話題を呼んだのは後者で、定額料金を払えば配信会社の提供曲が何曲でも無制限に聞ける。先行するUSENや通信会社系のサービスに加え、Apple Music(アップル・ミュージック)、AWA(アワ)、LINE MUSIC、Google Play Music、Prime Musicなどが参入して、配信元年と言われた。再生方法は好みのジャンルやアーティスト、年代などの設定に合わせて、次々と曲が流れてくるラジオ式と、ユーザーが聞きたい曲を自分で選ぶオンデマンド式に大別される。ラジオ式の中にも、曲をスキップできるものとできないものなどの違いがある。提供曲数や得意ジャンル、細かなサービス内容、クラウドへの保存などの付帯機能のあるなしなども各社で異なる。10年代中期のダウンロード販売方式の伸びは減少傾向にあるが、ストリーミングは伸びており、音楽業界の期待も大きい。