情報に敏感で自己表現が好きとされる知的創造力に満ちた新しい階層の総称。アメリカ・カーネギーメロン大学のリチャード・フロリダ教授が著書の「The Rise of the Creative Class」の中で考察した。従来の社会階層は、ホワイトカラー、ブルーカラーや、または知識階級、労働者階級に分類されてきたが、これからは「クリエーティブ」にかかわる層とそうでない層に分け、質と創造性の高い仕事に携わる人々こそが国の文化に寄与していくという論である。職人、技術者の価値を「知的労働者」として認識してゆくのが特徴。ファッションではIT、NGO関連、起業家、知的な創造力が必要とされる職業全般をこのクラスととらえ、おしゃれ感度が高く、可処分所得が高い層として位置付けている。