ゆかたから、和物へと関心が広がってきた。アンティークキモノを楽しむ若年層が増え、日常的なアイテムにも和素材やキモノ柄が目立ってきた。アシックスの「オニズカタイガー」は藍染めや金襴緞子(きんらんどんす)を使ったスニーカー、京友禅の老舗「千総」と世界一のビーチサンダルメーカー「ハワイアナス」のコラボレーション、和花プリントの足袋も登場した。欧米でも鯉(こい)や花魁(おいらん)を刺繍したスカジャンやキモノ風ドレスをセレブが着たりと話題が多い。映画「ラスト・サムライ」や「SAYURI」の影響と思われるが、「カワイイ」などのJポップとは異なる日本の伝統文化が注目されている。