アラサーはアラウンドサーティーの略で、30歳前後意味。特に2006年頃に30歳前後となった女性を指す。雑誌「ジゼル」が生んだ造語。1990年代半ばを高校から大学で過ごし、ルーズソックス、茶髪、プリクラ、ポケベル、PHSなどの洗礼を受けたコギャル世代。消費サイクルの早さやエステやヨガなど、自分磨きのための自己投資を惜しまない性向がある。独自の発想の着こなしで、これまでなかった市場を形成し、新ターゲットとして注目されている。雑誌「AneCan(姉キャン)」はいち早くメディアとしてこの層に注目し、大ヒットした。アラフォーは同じくアラウンドフォーティー(40歳前後)の略。2008年頃、この年代となった女性を指す。70年代の女子大生ブーム、80年代ハナコ世代、バナナ世代に当たる。大学時代に「JJ」などファッション誌の洗礼を受け、20歳代からコンサバ、エレガンスが基本、キャリア志向が強い。消費意欲が高く、分かりやすい世代性向のため、この層をねらったファッション、ビューティーの新製品が多く誕生している。最近では、これにならって「アラフィフ」または「アラフィー」と50歳前後の市場を呼ぶ傾向も出てきた。