アニメやマンガの要素を装飾として取り入れた渋谷系ファッション。「萌え」の秋葉系カルチャーと「盛り」の渋谷ギャルとの組み合わせが、新たなギャルファッションを生み出した。アニメに見られるような大きなリボンやバレリーナのような広がった短いスカート、アニメのTシャツなどコスチューム系ファッションに、ギャル特有の派手な髪形と過剰なメークが融合した独特の、アニメのヒロインを具現化したようなドールスタイル。ギャル雑誌「ポップティーン(Popteen)」でも「アニ盛り」と題し、アニメの主人公風のスタイルを街着にアレンジした特集を組んだ。アニメコスチューム系のデザインや着こなしで前年比売上2けた増という渋谷109の「チュチュア(tutuHA)」や、同じく渋谷の「ギャラクシー(galaxxxy)」も、アニメ風のカラフルな色、柄のファッションで前年比8割増を売り上げ、人気の高さを示している。