ファッションデザイナー。1951年、アメリカのニューヨーク生まれ。アパレルとのかかわりは、高校時代に友人と150ドルの資金を元に20本のジーンズを売ったことから始まる。その後、独学でファッションを学ぶ。84年自らの名前を冠した「トミーヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」社を設立。85年にコレクションを発表。アメリカントラッドとスポーツウエアをミックスした明るく開放的な雰囲気は、買いやすい価格も相まって、たちまち、特にメンズアイテムが世界的な人気ブランドとなった。事業的にも大きく発展し、2004年に上場、05年にカール・ラガーフェルド社を買収。同年、投資会社エイパックス・パートナーズに約1800億円でブランドを売却。ニューヨークコレクションでは、メーン会場でショーを行うなど、トラッドブームのニューヨークでの勢いを増している。日本では、1992年からメンズとフレグランス中心に展開していたが、2002年からレディースウエア「トミーガール」を発売する。08年「SONY BMG Europe」と提携、オリジナルのオンライン音楽チャンネル「Tommy TV」を立ち上げ、メディア進出も図っている。