バーバーで髪を切る男子が増加している。これまで美容院でパーマ、染髪などレディース同様のサービスを求めていた男子が、老舗あるいはクラシックでリュクス感のあるバーバーで、男性ならではの、ひげそりなどのグルーミングを施術される伝統的なバーバーのぜいたくさを好む傾向になってきている。ロンドン、ニューヨークなどでも、自分に合ったバーバーを見つける傾向が目立ってきた。火付け役は、ドルチェ&ガッバーナが、ミラノに2003年にオープンしたメンズブティック。1700平方メートルの3フロアの中に、重厚感のあるクラシックなバーバー、グルーミング(エステサロン)、バール(イタリアのカフェ)などの「男の空間」や新たな男性のライフスタイル提案が具現化され、話題を呼んだ。メンズのファッションがクラシックな英国調に変化しているなかで、ヘアスタイルも、無骨でより男性的なものが再燃していることが背景にある。