1963年ニューヨーク生まれのアメリカ人ファッションデザイナー。パーソンズ・スクール・オブ・デザイン在学中にアメリカ・ファッションデザイナー協会(CFDA)のペリー・エリス賞(新人デザイナー賞)を最年少で受賞するなど非凡な才能を発揮。86年にオンワード樫山USAの支援で初のコレクションを開催。94年に自らのブランド「マークジェイコブス(MARC JACOBS)」を立ち上げ、ニューヨークコレクションでメンズ、ウィメンズ両方に参加。2001年セカンドラン「マーク・バイ・マーク・ジェイコブス」を展開する。1997年からフランスのルイ・ヴィトンの婦人服アーティスティックディレクターに就任。スペクタクルな演出とオートクチュールの手法を思わせる高度な技術で制作されたコレクションは常に話題の的であった。また草間彌生、村上隆らアーティストとの協業を取り入れ、ルイ・ヴィトンの文化的側面を育て価値を上げた。2014年春夏コレクションをもってルイ・ヴィトンを退任。自らのブランドに注力し、本と雑貨を扱う「BOOKMARC(ブックマーク)」など異業種にも事業を展開する。