裾すぼまりのホッブルスカートを彷彿(ほうふつ)させるシルエット。ホッブルスカートはクリスチャン・ディオールの後継者となったイヴ・サンローランが1959年に発表したルック。裾が極端にタイトになっていたため歩きにくさからホッブル(よろよろ歩く)と名付けられ、センセーションを巻き起こした。2014年春夏コレクションでは、ディオールをはじめ多くのブランドが近いシルエットを発表した。ほっそりしたトルソーラインのヒップ部分を花のつぼみのようにふんわりと膨らませた女性らしいシルエットだが、歩きやすさは考慮され深いスリットなどが施されている。