スカート、ドレス、コートに取った折りひだのこと。折り目、あるいは衣服に運動量や立体感、装飾をもたせるために付けられる。幅の大小によって印象が変化し、エレガントにも制服調にもなる。三宅一生の「プリーツプリーズ」などプリーツ加工を前面に押し出したブランドもあるほど、ファッションにおいては基本のテクニック。制服などのスカートに用いられることが多いが、2014年はひだ取り加工をした素材そのものも人気を呼んでいる。スカートではディオールがブランド伝統のプリーツ16種類をバイヤス使いなど様々な視点でよみがえらせて用い、新機軸を見せた。またヘムライン(裾の縁線)などに部分プリーツ使いでフリルのような分量を出す使い方も増加。素材全面に細かいプリーツを施し、縦横に接ぎ合わせダイナミックなシルエットを演出したクロエのスカートやパンツ、ワンピースドレス。またセリーヌもプリーツ加工を施したアシンメトリーなボトムをボリュームたっぷりに提案。ユニホーム調の折りひだから、揺れるボリューム表現、表面加工素材まで様々なプリーツが登場している。