フランスのファッションデザイナー。1952年生まれ。76年に自身の名前を冠したブランド、ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)でデビュー。以来ウイメンズのプレタポルテ、オートクチュールをはじめ、メンズ、エルメスのウイメンズデザイン(2005~11年)を担当するなど、多岐にわたって活躍。フランス人率が低いパリコレクションにおいて、生粋のフランス人であり、フランスらしいユーモア、機知に富んだアイデアが愛され、「ジャーナル・ド・テキスタイル」の人気投票で人気ナンバーワンの最長記録を打ち立てた。マドンナのステージ衣装でも有名。世代交代や、後継者問題による、デザイナーのシャッフル劇で揺れた14年のファッション界で、あっさりと2015年春夏コレクションをもって、プレタポルテから引退を表明。今後は、オートクチュールとフレグランス、アクセサリー部門に絞った活動に専任する。