アメリカ市場から生まれた言葉。主にサイズ1X~10X、身長153~180センチまで対応の服を指す。日本ではLL以上。アメリカで、ぽっちゃりした女性向けのプラスサイズファッション市場が拡大している。成長を見込んで、サイズ14号以上のプラスサイズを扱う企業が次々と参入し、おしゃれにこだわる「リー・リーズ・プラス」などのブランドも増加。ニューヨークでは、サイズ12以上の専門ブランド「Cabiria」が発表され話題を呼んだ。H&Mも2013年から、水着向けにプラスサイズのモデルを起用している。通常の女性服市場を上回るペースでの成長が見込まれ、トレンド性の高い商品が投入されている。日本では「ぽちゃかわ」「ぷに子」などがキーワードになり、13年には専門誌「ラ・ファーファ」が創刊された。ユニクロなどアパレル各社も取り扱いを拡大、お笑い芸人「森三中」のスタイリスト、スージーが立ち上げた。モンスタードロップス(MONSTER DROPS)は、これまで大きいサイズにはなかった、ポップで可愛いデザインが人気を呼んでいる。従来の「痩せている美」だけを良しとする風潮への反動と、ぽっちゃりしているから可愛いという新たな視点での「ぽっちゃりブーム」は成長市場として注目されている。