動物の毛皮ではなく、素材が合成繊維で作られたファー。以前はフェイクファー(ニセの毛皮)と呼ばれていたが、素材の品質向上や安定供給から、ボッテガヴェネタが使用したシュタイフ社のぬいぐるみ用の毛皮(一般的な毛皮より高価)のように、あえて質の高いフェイクファーやフェイクレザーが好んで用いられるようになった。エコファーの特徴は、リアルファーより軽く、染色しやすいため自在にカラーリング可能。また質感も変化させられ、洗濯可能も多く利便性が高い。日本では、ユニクロ、無印良品、グローバルではH&M、ラグジュアリーブランドでは、ステラ・マッカートニー、ドリス・ヴァン・ノッテンがエコファーを愛用している。2015年秋冬のファーベスト・ブームに一役買った。