ガウチョ(スペイン語またはポルトガル語)とは、正式にはアルゼンチンやウルグアイ、ブラジル南部のパンパス(草原)やアンデス山脈東部に17~19世紀にかけて居住し、主として牧畜に従事していた先住民とその混血住民を指す。彼等が着用していた裾(すそ)広がりの7分丈パンツをガウチョパンツと呼ぶ。キュロットパンツとの違いは、キュロットがパンツをスパッと切った直線的なシルエットであるのに対して、ガウチョはゆったりしてはきやすく、ボリューム感が演出しやすいところ。直線的なラインから、緩いボリュームラインまで幅広いデザインが登場したところから、2015年のヒットアイテムとなった。一見スカートに見えながら、実はパンツで動きやすいところから、広い年齢層に受け入れられた。また長く続いたスキニーパンツからの反動も人気の理由となった。