日本のブランド。デザイナーの森永邦彦は1980年東京生まれ。2003年にアンリアレイジとして活動開始。ブランド名は「A REAL(日常)」「UNREAL(非日常)」「AGE(時代)」を組み合わせた造語。「神は細部に宿る」との信念のもとに創り出される、人間の身体にとらわれない独創性が高い評価を受けている。11年春夏に東京コレクションにランウェイデビュー。15年春夏コレクションより、パリコレクションデビュー。当初は古着リメークやクラフト感の強い作風でマニアックな持ち味であったが、09年春夏からクリーンな雰囲気に変化。「サイズを持たない服」、温度調節機能素材を用いた「季節に左右されない服」などコンセプチュアルなアプローチにデジタル効果を加えた、オリジナリティーに富んだ演出も話題になっている。16年春夏コレクションでは、光に反射するリフレクター素材を用い、観客が携帯電話のカメラのフラッシュをたく度に「万華鏡」のように柄が浮き上がり、サカナクションの山口一郎によるサウンド「バイノーラル」と合わさって、ファンタジックな世界を描き出した。05年ニューヨーク新人デザイナーコンテストでアヴァンギャルド大賞、11年に第29回毎日ファッション大賞新人賞、資生堂奨励賞などを受賞。