糸や紐(ひも)を垂らした飾り。房、総の意味。横糸を抜いて縦糸だけの糸飾り、根元を結んだタッセルなどが主流。糸フリンジでは、スペインのショールなどに多く見られ、精緻(せいち)なハンドクラフトが多い。スエードやレザーなどのざっくりしたフリンジは、1970年代調のフォークロアトレンドにぴったりで、2015年には、コートジャケットからバッグ、靴に至るまで大ヒットした。長い大胆なフリンジが、バーバリープローサムなどのラグジュアリーブランドでは多く見られたが、通販サイトの人気トップになったのはニットから織り物まで、細い控えめなフリンジ使いのトップスであった。