ステラ・マッカートニーのエシカルコード(倫理規定)の一環で、クリエルティフリー(動物を犠牲にしない)、どのコレクションにおいてもレザー、ファー、アニマルスキンは使用しないという考え方。ステラは代替品としてアルターレザー(合成皮革)を用いている。厳格な菜食主義者であるステラが重視しているのは、サステナビリティーと動物由来の素材を使用しないということ。ステラのオーナー会社であるケリング傘下のブランド、グッチでも、2018年春夏コレクションより、ファーフリーファーを宣言し、フェイクファーを使用している。2015年からヒューゴ・ボス、2016~2017年秋冬コレクションからアルマーニグループが全ブランドにおいて、毛皮使用廃止を決めた。PETA(動物愛護団体)の活動が活発になるにつれ、これからもスキンフリースキンの動きは拡大していきそうだ。背景の一つには、フェイクファーや人工皮革の目覚ましい発達がある。