健康志向の一環として、肌の手入れへの関心が高まり、従来、基礎化粧品と呼ばれていた化粧品を現代的にこう呼ぶ。使用目的別に洗顔、整肌、賦活、保護に大別され、水分・油分を補い、モイスチャーバランスを整え、水分保持力の向上や皮膚細胞の働きを高める。洗顔料はメーキャップや皮膚上の汚れを取り除く。化粧水には肌を柔軟にし潤いを持続する保湿目的の柔軟化粧水と、汗や皮脂の分泌を抑え肌を引き締め化粧くずれを防ぐ収れん化粧水に大別される。乳液は水分と油分を補い潤いやみずみずしさを与える。クリームは潤いの持続性に優れ、肌をしっとり保つのが特徴。美容液はエッセンスとも呼ばれ、美白、抗しわなど肌の働きを高める効果をもつ。