正式名称ヒトオリゴペプチド-1。細胞を分裂、増殖させるための成長因子で、体内で作られるたんぱく質の一種。その強い細胞増殖作用から、皮膚や角膜、神経細胞などに対する多くの研究が行われ、1986年にはノーベル医学生理学賞の対象となった。EGFに代表される成長因子は、近年、美容再生医療や化粧品にも応用され、脚光を浴びつつある。資生堂の研究で、肌の弾力を作り出す繊維芽細胞が良好な状態の場合、表面のEGF受容体がEGFと結合し、繊維芽細胞が増殖するものの、加齢した繊維芽細胞はEGFとEGF受容体との結合力が弱く、繊維芽細胞の増殖が少なくなることが分かった。