紫外線には、肌の奥まで到達し肌の老化の原因となるUVAと、肌を赤くするUVBがある。UVAを防御する効果を示す数値がPAで、+・++・+++の3段階で表示する。一方、UVBへの防御効果を示すのがSPFで、数値で示し最大値は50+である。このうち、2013年1月から、PAの最高値が++++となった。PA値はUVAを防ぐ効果を示す数値に応じて決まるが、従来は8以上であれば、すべてPA+++としていたものを、16以上であればPA++++と表示できるようになった。つまり、PA++++の取得のためには、従来UVAPF(UVA Protection Factor)8以上とされていたPA+++よりも2倍以上のスペック向上が必要となる。背景として、UVAの有害性に対する消費者の意識が高まり、より高いUVA防御が求められるようになってきたこと、技術的な背景として、高いUVA防御効果をより正確に測定できるようになったこと、日やけ止めのUVA防御効果を高める技術の進歩が挙げられる。