「飛鳥II」「にっぽん丸」など、日本の豪華客船による世界一周クルーズが人気を集めている。100泊101日一人300万~1900万円と高額ながら、リタイア後の高齢者を中心にキャンセル待ちの盛況だ。世界一周クルーズの区間乗船、往復または片道を航空機にするフライ&クルーズによる比較的短期間のクルーズなども人気がある。国土交通省が発表した2007年のクルーズ動向によると、同年のクルーズ人口は約18万4000人で前年に比べ3.9%増加した。クルーズの長さを示す人泊数別では、1~3泊のショートクルーズ利用客が全体の約46%、4~13泊のクルーズが全体の約44%で、平均泊数は約10.7泊と、こちらも前年よりやや増加している。