博物館や動物園などで展示物を案内する端末。従来音声だけのものがほとんどだったが、2006年秋から上野動物園に、ユビキタス・コミュニケーター(UC)と呼ばれる新しいタイプが導入された。重さ250gの携帯情報端末(PDA)風で、動物舎近くに設置されたICタグにかざすと、その動物の解説が音声、動画、写真で示される。画面は、選択ボタンに触れて操作するタッチパネル式で、計90台を無料で貸し出している。また福井県の一乗谷朝倉氏遺跡では、GPSを利用したガイド端末を貸し出しているほか、東京日本橋では任天堂のゲーム機を使ったガイド端末の実験も行われ、実用化を目指している。