一つのテーマに基づいて構成、演出された遊園地。日本では1983年に開業した東京ディズニーランド(TDL)が典型。バブル期に地域活性化の目玉として各地で計画、建設されたが、その後景気が低迷する中で、2000年レオマワールド(香川県丸亀市、04年再開)、01年シーガイア(宮崎市、07年中核施設「オーシャンドーム」閉鎖)、03年ハウステンボス(長崎県佐世保市)、05年スペースワールド(福岡県北九州市)など、運営会社の破綻(はたん)・倒産が相次いだ。01年3月に大阪に開業したユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は、開業初年度、年間1102万人を集めたが、02年度は一連の不祥事のため入場者が激減。その後一時1000万人弱まで戻したが、04、05年度は800万人台で推移している。一方03年4月に開業20周年を迎えたTDLは、01年9月隣接地に開業した東京ディズニーシー(TDS)と合わせた入場者数が、03年に史上最高の2547万人を記録したが、04年度は連結決算で初の減収減益となり、テーマパークへの逆風を印象づけた。こうした中、近年定番化しているのがラーメンやギョーザ、カレーなどの食べ物をテーマとしたフードテーマパークや、各種のマッサージやリラクゼーション施設を備えて「癒し」をテーマにした施設。例えば05年7月池袋ナンジャタウン内にできた「りらくの森」では、10分1000円程度から各種のマッサージが受けられる。