共同運航便(コードシェア便)の運航やマイレージサービスの相互乗り入れなどで、旅客の利便性を増し、集客増を図る航空会社間の連合組織。アメリカのユナイテッド航空とドイツのルフトハンザ航空が中心のスターアライアンス、アメリカのデルタ航空(2008年ノースウェスト航空と合併)とフランスのエールフランス航空を中心としたスカイチーム、アメリカのアメリカン航空とイギリスのブリティッシュエアウェイズが中心のワンワールドの三つのグループがある。日本の航空会社では全日空がスターアライアンスに加盟している。一方、会社更生法を申請し、企業再生支援機構のもとで再建を目指す日本航空は、デルタ航空との業務提携を視野に入れ、これまで加盟していたワンワールドからスカイチームに移籍する意向と見られていたが、09年2月1日付で就任した稲盛和夫新会長の最終判断で、ワンワールド残留を決めた。成田空港では、アライアンス別にターミナルの利用が整備され、第1ターミナル北ウイングはスカイチーム、同南ウイングがスターアライアンス、第2ターミナルはワンワールドが使用している。