2010年は、710年女帝・元明天皇が奈良の平城京に都をうつしてから1300年目の節目の年となる。「平城遷都1300年祭」の統一テーマは「はじまりの奈良、めぐる感動」。県内各地の寺社やイベント、秘宝・秘仏の公開などをめぐる「巡る奈良」(2010年1月1日~12月31日)と、復元整備された平城宮大極殿正殿を中心とした平城宮跡をメーン会場として、10年4月24日~11月7日に行われる参加体験型の各種イベントが行事の二本柱。メーンキャラクターの「せんとくん」は仏教界から異論が出るなど話題をまいた。一方名古屋は1610年の名古屋城築城と、清洲(現在の清須市)からの街ぐるみの移転(いわゆる「清洲越し」)から400年で、こちらも「名古屋開府400年祭」を行う。メーンテーマは「未来の子どもたちへ」。名古屋開府400年のこの年を、“これまでの400年”を振り返り、“これからの100年”を展望する年とし、未来の名古屋を担う子供たちに、夢と希望に満ちた名古屋を贈ろうというもの。メーンキャラクターは交流と祝祭の「はち丸」。ほかに「だなも」「エビザベス」「かなえっち」の3つのサブキャラクターがいる。