「水の都」大阪の原点である河川空間を活用した、都市再生ムーブメントの一つ。水都大阪の魅力を再発見するイベントとして、2009年に初めて開催。12年で4回目を迎えた。大阪・中之島公園をメーン会場に、市内各所でアート展示や参加型イベントなどが開催される。「水都大阪フェス2012」では、「水都大阪2009」から継承されたつながりやノウハウを生かしながら、新たなネットワークを築き、これまでにない水辺の使い方や、まちの魅力づくりにチャレンジした。地域、活動団体が主役となり、行政や企業等との連携を図りながら、水都大阪の魅力を最大限に引き出す協働型のプログラムを実践。「めぐる・たのしむ・つなぐ」という3つの視点に基づく水都プログラムに、府民・市民が積極的に参加することを通じ、互いに楽しみを分かち合い、水辺を使いこなし、水都大阪に愛着を持つ環境を創造することを目標としている。会期は10月1~31日だが、チャレンジウィーク(10月13~21日)には、フードやドリンク片手にのんびりピクニックを楽しむ「水辺ピクニック」や、船着き場周辺のバル(飲食店)を舟ではしごする「大阪水辺バル」をはじめ、街全体を「カンヴァス」に見立てた「おおさかカンヴァス2012」や中之島バラ園のトイレがホテルに変わる「中之島ホテル」、09年から恒例の巨大アヒル「ラバー・ダック」などのアートパフォーマンスや、各種体験コーナー、ワークショップなど、水都大阪を縦横に楽しむイベントが盛りだくさんに展開された。