ヘキサヒドロ・リン酸アンモニウム・マグネシウム(MgNH4PO3)の結晶で構成される尿石のことをいう。イヌ・ネコの尿石症原因物質の大半を占める。非ストラバイト結石としては、尿酸アンモニウム、蓚酸(しゅうさん)カルシウム、シスチン、ケイ酸塩がある。尿結晶・尿石の発生と成長には多くの説があるが、必須条件は、尿中の過飽和な尿石形成成分である。また、尿路に形成成分が停滞し、結晶形成に適した尿pHであることも要件である。ストラバイト結晶はアルカリ性尿で形成される。そのため、予防としての食事療法として、尿pHを酸性にするもの、マグネシウムが減量されたものが用いられる。