大地震や土砂崩れ、雪崩などの自然災害や事故などでがれきや土砂の下に閉じ込められたり、山の遭難などで行方不明になったりした人を嗅覚で捜し出すように訓練された犬のこと。1995年1月の阪神・淡路大震災でスイスの災害救助犬が数多く派遣されたことで注目を浴びた。当時、日本には災害救助犬の数が少なかったことから、救助犬の育成と普及を進める動きが高まり、2011年の東日本大震災では国内および海外の災害救助犬が多数活躍した。警察犬が特定の人間のにおいを追跡するのに対し災害救助犬は空気中に浮遊する不特定多数の人間のにおいを探知するように訓練されている。