犬の声帯の一部を取り除く外科的処置。なき声に対する近隣からのクレームをはじめとする無駄吠え対策として行われることが多い。全身麻酔下で、喉頭を切開して声帯の一部を除去したり、口からレーザーなどを用いて声帯ひだの一部を切開する手術法がある。この手術を行っても完全に声が出なくなることはなく、嗄声(させい)というしゃがれた特有の声が出るのでかえって気になることも多い。無駄吠えに対しては、しつけやトレーニングによって無駄吠えをなくすことを第一とすべきで、安易にこの手術を行ってはならない。欧米では、この手術を禁止している国や州も多い。