おもに犬のしつけやトレーニングにおいて使用されている言葉で、ある行動をしたときにほめたりほうびを与えたりして、その行動を自発的にするよう学習させることを指す。反対に、ある行動をするとしかるなどの嫌な刺激を与えてその行動が減るよう学習させることを陰性強化という。行動分析学などで用いるpositive reinforcementを陽性強化、negative reinforcementを陰性強化と訳したことによるが、行動分析学などでは前者を“正の強化”と訳し、好刺激があることでその行動の頻度が増加することを指す。後者を“負の強化”と訳し、ある行動によって嫌刺激がなくなることで、その行動頻度が増加することを指す。