ペットのけがや病気の医療費を補償する任意保険。現在、日本では損害保険会社3社と少額短期保険業者7社が取り扱っている。かかった治療費の一定割合を補償する定率補償タイプ、かかった金額にかかわらず一定の金額を補償する定額補償タイプ、実際に負担した医療費を決められた限度の範囲内で全額補償する実損補償タイプの3タイプがある。人の生命保険とちがって死亡保障は基本的につかない。加入時の年齢制限、年間の利用回数や金額の制限、加入時にかかっている疾患は補償されないなど、保険が支払われない場合があり、加入時には注意や確認が必要である。普及率はペット飼育率の3.5%程度といわれているが、2013年には動物病院によるペット保険金詐欺事件も発生した。