医療機関、老人福祉施設、介護施設、学校などに常駐して、ストレスを抱えた患者や入居者、生徒に安らぎを与えるよう、高度に訓練された犬。病院では、患者が治療を受ける際に感じるストレスや不安の軽減や緊張を和らげるために遊び相手になったり、診察や検査に同行したりする。医療従事者もしくは経験者がハンドラーとなる。ファシリティドッグを育てるためには、犬の適性を厳しく審査選別し、プログラムをもった施設で訓練する必要があるが、日本にはまだ施設はない。日本では現在、静岡県と神奈川県の小児科病院で2頭が活躍している。欧米では一般病院での導入も増えている。