純血種のイヌやネコの血統管理をするために登録団体(イヌの場合はケネルクラブ、ネコの場合はキャットクラブと一般にはいう)に登録すること。イヌ、ネコそれぞれに登録団体がいくつかある。登録すると血統書(pedigree)が発行される。血統書にはそのイヌやネコの両親、祖父母、曽祖父母などが記載されており、人間の場合の戸籍謄本のようなもの。戸籍原本に当たるものは登録団体が管理する。血統書は純血種であることを証明するものであり繁殖させるときに必要。繁殖家は、品種としてより優秀な個体を作り出すために血統書をもとに遺伝形質を判断する。繁殖させた子どもの血統書を作成するときは、交配時にオス側の飼い主に発行してもらった交配証明書(stud service certification)を提出して登録申請する。また登録団体はドッグショーやキャットショーを開催し、品種の保存と向上、普及を図っている。愛犬家や愛猫家にとっては情報交換の場でもある。審査員が品種別、年齢別などにスタンダード(品種別に決められている評価基準)をもとに優秀な個体を選出して賞を与える。チャンピオン賞歴も血統書には記載される。
→ジャパンケネルクラブ(JKC)