花の消費拡大を図るための植物や関連商品の展示会。イギリスでは見本庭園、植物のナーサリー(苗床)、園芸関係機器など多彩な出展のチェルシーフラワーショー(5月)がある。日本の石原和幸は2006年から08年にかけて、シックガーデン部門、シティガーデン部門、アーバンガーデン部門と、3年連続別部門で同ショーの金メダルを受賞した。オランダ・アールスメアのインターナショナル・フラワー・トレードショー(11月)は、多くの新品種、新製品が展示される。日本では、東京ドームで開かれ約10万鉢が集まる世界最大級の世界らん展日本大賞(2~3月)や、日本フラワー&ガーデンショウ(3月)、埼玉県で開かれる国際バラとガーデニングショウ(5月)などがある。全国都市緑化フェアは都市緑化意識の高揚や、都市緑化に関する知識の普及を図るため、1983年から全国主要都市が回り持ちで行っているが、2009年は岡山で、3月21日~5月24日に岡山市西大寺地区と岡山城、後楽園を会場として開催される。また花き生産・利用技術の向上と需要拡大を図るために、1991年から各都道府県の持ち回りで開催されているのがジャパンフラワーフェスティバル。2009年は「フラワーフェスティバル2009 in 東京丸の内」と題し、4月21~26日に東京駅前の丸ビルを主会場として、「東京丸の内フラワーウイークス2009」と連動して開催される。 花きおよび造園関係業者を対象としたものとしては、国際フラワーEXPO、国際ガーデン&エクステリアEXPO(ガーデックス GARDEX)およびGARDEX環境緑化フェアが、毎年10月下旬ごろに同時開催される。一方、国際レベルで園芸生産者の共通利益を図るために開かれるのが国際園芸博覧会で、AIPH(Association Internationale des Producteurs de l'Horticulture 仏 国際園芸家協会)が承認する。