園芸用培養土や配合土、または堆肥(たいひ)の意。生ゴミの再利用法としても注目され、家庭でも、さまざまな方法が考えられている。家庭用生ゴミ処理機には、微生物で分解するバイオ式や、短時間で約7分の1まで減らす乾燥式がある。処理機のほかにも、庭で生ゴミと土を交互に積み、微生物の働きで堆肥化する生ゴミ処理容器方式や、ミミズを利用することにより大幅にゴミが減らせるミミズコンポストなどもある。一部の自治体では、生ゴミ処理機などの購入に際し助成金を出したり、コンポスト使用者が優先的に市民農園を利用できるなどのゴミ減量策を講じている。東京都江戸川区では園芸残土を引き取り、公園の落ち葉堆肥と混ぜた再生土壌を、区が主催する「緑のフェスティバル」の鉢用土として活用する。また、区の講習会を修了したメンバーによる「生ごみ堆肥化実践クラブ」では、生ゴミ堆肥化の研究や区主催のフェスティバルなどにおける啓蒙(けいもう)活動を行っている。