19世紀までヨーロッパで栽培観賞されていたバラのこと。正確には1867年、ハイブリッド・ティーローズ(Hybrid Tea Rose)系(四季咲き大輪、HT)の最初の品種、ラ・フランス(La France)が誕生する以前の西洋バラを指す。一般に半つる性で初夏の一季咲き、大輪で花弁数が多く、多花性。一方、オールドローズ独特の花形と芳香は保ちながら、四季咲きにしたバラがイングリッシュローズ(English Rose)で、1961年に発表されたコンスタンス・スプライ(Constance Spry)のほか、多くの品種が作出されている。